「ただいま・・・ちょ、何これ?」
玄関には5,6人の汚い男物の靴が散乱していた。しかも、廊下にはうっすらとモヤがかかっている。タバコの不快な匂いがしていた。
麻衣子はすぐに理解した。弟の悟の部屋で何かが行われているのだ。気の小さいあの子がタバコを吸うとは思えない。いじめ相手が、悟の部屋を無理矢理溜まり場にしているに違いない。
(全員叩き出してやる!)
麻衣子は悟の部屋のドアを勢いよく開けた。
「何やってんのよあんたたち!」
はたして、麻衣子の予想は当たっていた。5人程の見た目普通とは思えない不良達と、縮こまって正座している情けない弟がいた。弟以外全員タバコを吸い、床には缶ビール、エロ本その他ごみが散乱していた。麻衣子は絶句した。
「お!いいの来たじゃん、悟君のおねーさん?かわいいじゃん」
「俺達パーティやってんの、いっしょにやろーよ」
「冗談じゃないわよ!出てって!すぐ出てって!」
「ね、チューしよ、チュー」
「きゃあああ!やめなさいよ!きゃあああああ!!」
性質が悪い上に、彼らはすでに酔っていた。いや、酔っていなくてもこのくらいの事はかれらにとってゲームでしかないのかもしれない。
「いい乳してんじゃん、なあ悟、お前のねーちゃんこんなカワイイならなんで黙ってんだよ、へへ・・」
「いやああああ!離してヤダ!悟!いやああああ!!いやああああ!!」
悟はうつむき、体を強張らせて黙っているしかなかった。
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