−ダブルレイプ−
男の腰の振りが、いっそう激しくなった。まもなく絶頂を迎えようとしているらしい。
「・・・っん・・うっ!」
突然動きが止まり、泉美の腰を宙に浮かすほど密着させて、数秒その状態が続く。泉美はお腹の中に熱いものが、広がるのを感じた。男は、恍惚の表情から、うれしそうに泉美に話しかけた。
「気持ちよかったよ。一回、東中の娘とヤってみたかったんだよ」
ゆっくりとペニスを引き抜いた。血と精液がからみ、いやらしい糸を引く。泉美は何も答えなかった。体中の力が抜け、ぐったりと便器の上に倒れ込んだ。その間に男は急いでズボンを履き、逃げ出す用意をしていた。泉美のパンティはしっかりと、取り上げていた。
「それじゃ、またヤらしてね」
「・・・・」
銀縁メガネの男は、出て行った。
数分間、泉美はその姿勢のままでいた。もっとも、後ろ手に縛り上げられ、何もできなかった。半ば呆然としながら、小さく嗚咽を漏らしていた。そうしているうちに、後ろの扉がいきなり開いた。
「うおっ!何だ!?」
背広姿の40代くらいのサラリーマンらしき中年が、驚いて立っていた。泉美は、また恥かしい思いがし、顔を伏せたが、これで助かると思った。下半身丸出しで、後ろ手に縛られた姿は、誰が見ても事情はすぐに分かった。
「どうした!?乱暴されたのか!」
中年男性は、個室の中に入って、泉美の体を起こした。すぐに後ろ手のロープを解こうとし始める。泉美は安堵した。やっと地獄が終わった。早く、早く家に帰りたい。
ふと、男の手が止まっていた。どうしたんだろう?と泉美は思った。そして、泉美は再び戦慄を感じた。男の手が、泉美のピンク色の尻をゆっくりと、撫で始めていたのだ。
「いやっ!何するの!」
泉美の声が初めて出た瞬間、男は扉をすぐに閉め、鍵をかけた。泉美の悪い予感はどんどん現実となっていく。
「やっ!やだ!いやですうっ!」
男は、ハアハアと荒い息で泉美の体を貪った。こんなチャンスはめったに無いと言わんばかりだった。ヤるためのお膳立ては、全てそろっている。
さっきの悪夢が再び繰り返される。カチャカチャとベルトを緩める音がし、熱いものが尻に当たるのがわかる。
「いやあああああっ!きゃあああああっ!やめてえええええっ!!」
「し、静かにしろ!」
泉美の口を塞ぐ。
「ひぐっ!」
痛みが再び泉美の股間を貫いた。
「おおっ締る!」
男は呻き、泉美を抱えて突き上げ始めた。