-ダブルレイプ再び・・・-
 封筒から数枚の写真がこぼれ落ちた。拾い上げ、それを見た瞬間、泉美は血の気が引いた。2年前のあの悪夢が写っていた。公園の公衆トイレに連れ込まれ、レイプされたあの時。アニメのプリントシャツの男が犯した後、偶然入ってきた中年男にも犯された・・・。あのおぞましい行為。自分の恥かしい姿、犯され、苦悶に耐える顔がはっきりと映っていた。
 胃の奥が重くなり、吐き気がしてきた。息がつまり、動悸が激しくなる。
「だ、誰がこんなこと・・・・」
 あの事件は結局自分の中に封じ込めていた。警察にも届けず、忘れようとしていたのだ。
 自分を犯した悪夢の思い出が再び、泉美の精神を揺さぶった。犯した男の笑い声や突き上げながらハァハァという息遣いまでもが思い出されてきた。
写真と封筒をカバンに押し込み、泉美あわてて家路についた。

 自分の部屋に入り、鍵をかけ、カバンから封筒を取り出して再び目を通した。8枚の写真は紛れも無くあの時のものだった。アニメのプリントシャツを着ているあの男が自分を犯していた。男の顔は一切映っていない。涙がこみ上げてくる。封筒の中に手紙が残っていた。


 泉美ちゃんへ
 警察へ届けなかったみたいだね。やっぱり僕のことが好きになったのかな?泉美ちゃんの初めての人だもんね。あの時はすごく気持ちよかったよ。今、彼氏いないでしょ?またやりたいなぁ。2年経って3年生になった今が旬だもんね。泉美ちゃんのマンコ舐めたいよ〜♪写真キレイに写ってるでしょ。これで何回もオナニーしたんだよ。あ〜やりたい!学校に写真ばら撒かれたくなかったら次アドレスへ携帯の番号メールしてね。
○○○○○○@○○○.○○.○○


 泉美は唇を噛んだ。くやしい。警察か両親に話そうと思ったが、この恥かしい写真がばら撒かれたら、と思うと体が震えた。それに受験を控えた今、トラブルは避けたかった。泉美は震える手で携帯のボタンを押し、自分の番号をメールで送った。

 それから1週間程何も起こらなかった。だが、泉美は緊張がずっと続いていた。携帯が鳴る度にギクリとし、外を歩けば誰かに見張られているような気がした。そして携帯の呼び出しが鳴った。

「はい・・・・」
「・・・・・・・」
「誰ですか?」
「泉美ちゃん」
「だ、誰?」
「写真送った人」
「・・・・」
「今度会おうよ」
「しゃ、写真ばら撒かないで・・・・」
「会ったらネガも写真も返してあげるよ」
「ホントに?」
「あと、誰にも内緒にしてたらね」
「・・・・・」
「じゃ、会ってくれるね」
「・・・・・」
「会わないのなら写真学校にばら撒くよ」
「わかりました、わかりましたから写真返して・・・・」
「明日また電話するよ、警察とか行ったらひどい目にあわすからね」
電話はここで切れた。泉美は嗚咽にくれていた。


翌日の夕方。泉美は学校からの帰り道にいた。家まで後数分というところで携帯が鳴った。
「はい」
「泉美ちゃん写真返してあげるよ」
「ほ、本当ですか」
「ホントだよ、後ろ見てごらん」
見知らぬ男が携帯を片手に、薄ら笑いをして立っていた。あの時の男とは違うように泉美は思った。
 男はいきなり泉美の制服の両襟をつかみ、引き寄せた。そのまま引きずって、後ろのワゴン車のスライドドアの中に泉美を放り込む。男も乗り込み、ドアが閉まる前にタイヤを軋ませ急発進していった。後の道路に泉美の携帯電話がころがっていた。 
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